デザインを独学でなんとかするコワさ

独り言

今の世の中ネットで検索すればそれなりの”答え”ってのが返ってきます。
今読んでいるこの文章もネットの大海を漂っているのでそのうち誰かが何かのキーワードで検索し、どこかの順位に検索結果として出て読まれているのかもしれません。

果たしてそれは”正しい答え”なのでしょうか?
すべてを疑えと言っているのではなく無条件に信じることは危ういので自身で考えて正しいか否かを考えてほしいということです。
このエントリも人によっては正しく、人によっては正しくなく。かもしれません。

デザインって一人でするもんじゃないんだよ

なんだか難しい前置きはその辺にしておいて。デザインのお仕事ってのは一人で完結するものではありません。
依頼主となるクライアントがいてどういう成果物が必要か?を探るマネージャーがいて、形にするデザイナーがいて、それを製造する企業があり展開する場所があり・・・と様々な人が絡み合って現場が成り立っています。個人で好き勝手に出来るものではありません。

一人でするものじゃないからこそ他の参加する人たちに”同じモノ”を渡す必要があるのです。
モノはデータは勿論、考え方や方向性など全てにおいてひとつの成果物を創るために必要です。

自分一人で「これがいいから」と周りを考えずに行動するのは仕事としてNGです。
最初に出てきたネットの海に漂う情報はその”参加する人たち”に共通・共有した情報でしょうか?
自分だけが知っていて優越感に浸る事が出来る独りよがりな情報ではないでしょうか?

独学のコワさ

ネットの海に漂う情報は正しいものもあれば間違った解釈もあり、新しいものもあれば古いものもあり。いろいろな情報が漂っています。
それらを取捨選択し推敲するのは自分自身です。ただ、その推敲するという動作にも何が正しいのかを人に聞くことが必要になりますね。
推敲という言葉の意味となる漢詩「僧推月下門」も韓愈に問うことで「僧敲月下門」になったという故事があるように昔っからそうなんですよ

独りよがりはだめなんです。”解らなかったら先達に聞く”って当たり前のことなんだけど最近のネット知識だけの独学者ってのが増えてるのも事実なんですよ・・・

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